[ポテトコロッケ]

キッズのための食育講座 - 第82回
掲載日:2013年1月30日

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寒い日が続きますね。雪がちらつく日もありますが、手洗い・うがいで風邪予防を続けたいですね。

さて、先週末は大阪国際女子マラソンの応援に行ってきました。
食事を担当しているエディオンの選手2名が出場し、応援に力が入りました。
無事にゴールしてほしいという気持ちと、せっかくなら良い記録で選手自身が納得できるレースにしてほしいという親になったような気持ちで前日は緊張のあまり眠れない夜を過ごしました。

フルマラソンの場合、レースの一週間前から少し変わった食事方法を行います。
グリコーゲンローディングという食事方法で、筋肉の中のグリコーゲン量を増やすのが目的です。
それはスポーツ栄養士の力を発揮できるところなので、頭をたくさん回転させてより良いグリコーゲンローディングを心がけました。

実はこの食事方法はプロのサッカー選手にも取り入れられることがあります。
J2の場合は試合と試合の期間が短いので向いていないことも多くなりますが、J1や大きな大会などの場合には向いていることがあります。
キッズの場合は実施できないので少しだけ要素を取り入れ、試合の前日の食事は炭水化物の割合を増やしてみるといいですよ。消化が良いのと、最後まで走るという力をつける食事になります。

今 日はグリコーゲンローディングとは違いますが、風邪予防にビタミンCの豊富なじゃが芋を使ったポテトコロッケにしました。具に味をしませるのでソースが なくてもおいしく食べられます。じゃが芋を大きめに切って湯でることでビタミンCが壊れずに残ってくれます。(グリコーゲンローディングについてはまたい つか…ご紹介したいと思います。)

<一人分の栄養価>
エネルギー543kcal、タンパク質17.6g、炭水化物42.5g、脂質31.2g、ビタミンB1 0.52mg ビタミンC42mg

<キッズ2名分の材料>
・じゃが芋 中くらい2個
・塩こしょう
・合いひき肉または豚ひき肉 120g
・玉ねぎ 1/2個
【調味料A】
・濃口醤油
・みりん
・料理酒
【ころも】
・小麦粉 大さじ2杯程度
・とき卵1/2個
・パン粉 適量(40g)
・揚げ油

<作り方>
①皮をむいたじゃが芋を大きめに切り、水から茹でて竹串がすっと通るまで火を通す。
②フライパンでひき肉、みじん切りにした玉ねぎを炒め、ある程度火が通ったら調味料Aを加えて味をしませる。汁がなくなったら火からおろし荒熱を取る。
③①のじゃが芋をつぶし、塩こしょうを加え、②を加えて混ぜ合わせる。
④③を6等分にし、たわら型に丸め、
⑤小麦粉、卵、パン粉の順にころもをつけ、
⑥180度の油できつね色になるように揚げる。

<組み合わせメニュー>
ほうれん草の胡麻和え トマトのリンゴ酢和え 南瓜のポタージュ


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中村まり(なかむら まり)
熊本県熊本市生まれ。 (有)ヘルスサポート 取締役
資格:管理栄養士 健康運動指導士
スポーツ栄養士業務の他、食育コンサルタントとして保育園・幼稚園・こども園において「食べる食育」をテーマとした食育事業を実施中。また、食育を取り入れた給食を通して子供たちの健康づくりをお手伝いしています。

現在、栄養マネージメントを行っているスポーツ団体
(株)エディオン女子陸上部

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