食中毒を予防しましょう

キッズのための食育講座 - 第111回
掲載日:2014年6月3日

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みなさん、こんにちは。昨日、梅雨に入ったと気象庁からの発表がありました。遊び盛りのキッズのみなさん、降水量が増えるから川や水路などの近くで遊ぶときには気を付けてくださいね。

さ て、梅雨といえば、空気がじめじめとして食中毒が増える時期です。ここから夏の暑い時期が終わるまでは油断大敵です。大会の前にお腹を壊して壊してしまっ ては、練習の成果が出せませんよね。また、大会や練習の後は内臓が疲労しているので、食中毒になりやすいんです。手洗いうがいはもちろんですが、ご家庭で 簡単にできるアルコール消毒をご紹介します。

薬局やスーパーなどに食品用のアルコールというものが売られています。1本300円くらいでしょうか。シュッと吹きかけて、乾いたふきんや紙のペーパーやテッシュなどでさっと拭き取るだけでOK。ほんの数秒で食中毒の予防ができちゃいます。
仕組みはアルコールが揮発する際に雑菌が脱水されてひからび、除菌ができる、というものです。

消毒のポイントは、乾いたものでふきとること。
水で濡れたふきんでふいたら効果がなく、反対に雑菌が増えることに。お間違いないように。

中 村がおすすめする消毒ヶ所は、冷蔵庫の中、冷蔵庫の取っ手、包丁の柄(手に持つ部分)、食器棚や戸棚の取っ手です。あ、テレビのリモコンも。では、一度に 全部を消毒するぞ!となると時間も体力も消耗してしまいます。「今日は冷蔵庫の一番上だけ~♪」とか、「取っ手だけ!」など、わけると楽にできますよ。週 に1回の消毒でかなりの効果を見ています。さらにおまけで、ぴかぴかきれいになるのでぜひお試しいただきたいと思います。


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中村まり(なかむら まり)
熊本県熊本市生まれ。 (有)ヘルスサポート 取締役
資格:管理栄養士 健康運動指導士
スポーツ栄養士業務の他、食育コンサルタントとして保育園・幼稚園・こども園において「食べる食育」をテーマとした食育事業を実施中。また、食育を取り入れた給食を通して子供たちの健康づくりをお手伝いしています。

現在、栄養マネージメントを行っているスポーツ団体
(株)エディオン女子陸上部

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