[田舎風おはぎ]

キッズのための食育講座 - 第118回
掲載日:2014年9月24日

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みなさんこんにちは。今月の大会でも元気にプレーできたでしょうか?
さて、今回はキッズのみんなの力のもとの炭水化物をしっかり補う“田舎風おはぎ”をご紹介します!

近年、あずきが苦手なキッズたちが増えてきたと感じています。
保育園の先生方より「あずきが苦手な子がいる」と、お聞きする回数が増えてきました。
キッズたちが好むメニューは、カレー、シチュー、スパゲティー、ハンバーグなど、欧米化したものが多いのですが、将来のためには和食も好きになってほしいと思っています。

実は、「和食」はアスリート食にとってすごく大事なものです。
たとえば、海外の選手たちは栄養バランスを保ちながら炭水化物の摂取量を増やすときにとても苦労します。
炭水化物を増やすためにパンを何切れも増やしたり、芋を何個も増やしたり、コーンフレークを食べきれないくらいに増やすなど。

でも、日本人は意外と簡単にできるんです。
それは、既に「和食」がアスリートに必要な栄養バランスになっているからです。将来のためにはキッズのときに和食メニューをたくさん味わっておくことが大事なんです。
主食、主菜、副菜、汁物、捕食といろんなものに和食も取り入れたいですね。

さて、とっても簡単で、捕食にぴったりのおはぎ。ちょっとひと手間かけて、お彼岸の季節にぜひトライしてみてくださいね!

<材料> 4個分
・もち米入りご飯または普通のご飯 お茶碗大盛り1杯(160g)
・あんこ 80g
・きな粉、黒砂糖 適量

<作り方>
① ご飯は、白米ともち米を2:1で、米2合で小さじ1杯の塩を加えて炊く。
もち米が無いときは白米でOK、面倒だったら白米の残りをレンジでチンして温めてもOKです
② 炊きあがった(レンジでチンした)温かいご飯をボールに入れ、30秒間程度をヘラでつぶすように押しつけながら全体をつぶしながら混ぜ、ラップをして粗熱を取る
③ あんこは粒あんでもこしあんでもOK。1個を20g程度に丸め、俵型にする
④ 粗熱のとれたお茶碗1杯分の米飯160gを4つに分け、俵型にさっと丸めて押しつぶし、③のあんこを包む
⑤ 大さじ山盛り1杯のきな粉と黒砂糖を合わせ、周りにまぶす
*お好みで青のりやごまをまぶしてもおいしいです☆

<栄養価> おはぎ1個分
エネルギー140kcal、炭水化物29.3g、タンパク質3.2g、脂質0.9g、カリウム134mg、食物繊維 1.8g

<組み合わせメニュー>
牛乳や飲むヨーグルトなどタンパク質とカルシウムもご一緒に♪


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中村まり(なかむら まり)
熊本県熊本市生まれ。 (有)ヘルスサポート 取締役
資格:管理栄養士 健康運動指導士
スポーツ栄養士業務の他、食育コンサルタントとして保育園・幼稚園・こども園において「食べる食育」をテーマとした食育事業を実施中。また、食育を取り入れた給食を通して子供たちの健康づくりをお手伝いしています。

現在、栄養マネージメントを行っているスポーツ団体
(株)エディオン女子陸上部

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