社会人(大人)に必要なスキル

キッズのためのメンタルトレーニング - 第105回
掲載日:2013年1月8日

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新年、明けましておめでとう御座います。
今年も懲りずに飽きず、ワンポイントレッスンを宜しくお願いします。
皆様のお役に立つコラムを目指して1年間ガマダスぞ!

さ て1回目は、子ども達が自立する条件の1つである就職から、企業が求める人材について。まだまだ先!…そう思っている方もおられると思います。しかし、 脅かすわけではありませんが「今から」考えておかないと就活の時では手遅れ。なぜなら人は習慣の動物ですから、今から教えておかなければ身につきません。 面接官は毎年、何百・何千という人と面接を行っています。履歴書にいいこと書いても、面接官に素の自分を見破られてしまいますよ。少し恐がらせすぎました かね(笑)

経済産業省は2006年から「社会人基礎力」を提唱しています。経済産業省のHPに、

社会人基礎力とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様 な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」である。また、企業や若者を取り巻く環境変化により、「基礎学力」「専門知識」に加え、それらをうまく活 用していくための「社会人基礎力」を意識的に育成していくことが今まで以上に重要となってきています。

と説明しています。
この3つの力を身につけることが求められているというわけです。
では、どのようにして獲得するのか!?

  • 成功だけでなく失敗を経験させる。
  • 答えを教えるのではなく質問して答えを導く。
  • 甘やかさない。(子どもに好かれようとしない)
  • 恥ずかしい経験をさせる。
  • 自己責任をおわせる。
  • 自己効力感を与える。
  • わがままを許さない。
  • 1人遊びではなく複数で遊ばせる。
  • 親が見本となる。(実践する)

私は以上のことが必要だと思います。
「受身的である」「競争意識が低い」「リスク回避家傾向」「打たれ弱い」。これは企業が若手人材に抱える悩みです。なぜ受身?なぜ競争を嫌う?なぜリスク をおわない?なぜ打たれ弱い?「なぜ」を考えれば皆様も原因がわかると思います。天然の魚と養殖の魚。どちらが価値があり、どちらが重宝がられますか!


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松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

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