果物のビタミンC

キッズのための食育講座 - 第83回
掲載日:2013年2月26日

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インフルエンザやウイルス性の病気が流行っていますがキッズのみんなは元気に過ごしていますか?練習の後には手洗い、うがいを忘れずに。そして食事から免疫アップの栄養素をしっかり食べましょうね。

さて、免疫アップの栄養素として有名なものの一つにビタミンCがあります。ビタミンCは他の栄養素と比べると即効性があり、風邪予防などで知られています。
さて、ビタミンCというとどんな食べ物を思い浮かべますか?
「くだもの!!」という答えがよく聞かれます。
そうですね。正解です。果物に多く入っていますね。
その他にも、野菜やじゃが芋、れん根などにも多いのですよ。

ビタミンC摂取の目安は、サッカーをがんばっているキッズ達の場合で一日に100mgを目標にしてみましょう。
ただし、臓器が未発達のキッズ達はサプリメントよりもできるだけ食品から摂取しましょう。
それでは、果物にどれくらいのビタミンCが入っているのでしょうか?いくつかの果物・野菜をご紹介いたします。

☆果物のビタミンC☆
★いちご 5粒で47mg
★キウイ 1個で55mg
★みかん 1個で26mg
★グレープフルーツ 半分で50mg
★バナナ 中くらい1本で12mg
★りんご 半分で3mg

☆野菜のビタミンC☆
★ブロッコリー 3かけ20mg
★トマト 半分13mg
★キャベツ1枚 18mg
★白菜1枚 16mg
★レンコン 副菜程度 20mg

意外とりんごには少ないのがわかりますね。
一方、りんごにはペクチンという水溶性の食物繊維が含まれていて体のお掃除役を担っています。
全く食べないのではなく、りんごといちご、バナナとキウイなど組み合わせて食べることでビタミンCとその他の栄養素の両方を食べることができます。
組み合わせって大事ですね。


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中村まり(なかむら まり)
熊本県熊本市生まれ。 (有)ヘルスサポート 取締役
資格:管理栄養士 健康運動指導士
スポーツ栄養士業務の他、食育コンサルタントとして保育園・幼稚園・こども園において「食べる食育」をテーマとした食育事業を実施中。また、食育を取り入れた給食を通して子供たちの健康づくりをお手伝いしています。

現在、栄養マネージメントを行っているスポーツ団体
(株)エディオン女子陸上部

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