キッズのためのメンタルトレーニング - 第133回
掲載日:2014年2月4日
万能細胞「STAP細胞」を開発した理化学研究所の小保方晴子のコメントを聞かれた(読まれた)でしょうか!?
「お風呂のときもデートでも四六時中、研究のことを考えていた」というほどの研究の虫。
◯◯の虫…どの分野でも人並み以上の成果や結果、または評価を得た人に共通することですね。
世 界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿した際、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄していると酷評され、掲載を却下された」と普通の人間なら諦め、投 げ出すところを「STAP細胞は必ず人の役に立つ技術だ」と彼女の信念に彼女自身が支えられ「何度もやめようと思ったけれど、あと1日だけ頑張ろうと続け てきて、いつの間にか今日に至った」と、並々ならぬ思いと努力の継続が、従来の常識を打ち破る革新的な開発を果たしたと思いました。
「小保方さんって凄いね!」と何気ない会話で済まさずに、子どもに小保方さんのストーリーを教えてほしいものです。
私は、本田圭佑のルーツをノンフィクションで綴られている実現の条件を読んでいますが、本人の性格や行動を作りコントロールしていた本田圭佑の環境こそ、すなわち周囲の大人(親・祖父母・兄弟等)が、今の本田圭佑へと導いたと考えました。
現在、新たに中学生のメンタルトレーニングをスタートさせていますが、子ども達の無意識な発言と行動に驚かされています。
読ませ、聞かせ、書かせ、考えさせと取り組ませている中、「きつい」「無理」「面倒臭い」「やめた」「考えたくない」と口に出し、取り組んでいることを中断・放棄してしまいます。
私は、その言葉を録音機の再生のように繰り返すと…「そんなこと言っていませんよ」と。
これぞ無意識!本人達にとってマイナスな習慣が身に付いてしまっています。
スタートして1ヶ月…現在では、「きつい。あっ!言ってしまいました。」と自分自身の無意識に意識するようになりました。
これからの変化に期待できますね。
たかが言葉、されど言葉。
家庭の中で何気なく交わす言葉の中に、子どもの成長にふさわしくない、妨げる発言を大人である私たちから変えてみませんか?