キッズのためのメンタルトレーニング - 第107回
掲載日:2013年2月5日
先日、仮面ライダー1号こと藤岡弘、さんと会食しました。
こんな私が永遠のヒーローを目の前に魚料理を食べながら話すことができるなんて…本当に幸せ者です。藤岡さんと4時間という短い時間でしたが、心に残る多くの言葉を頂きファンになってしまいました。
なぜ一瞬にしてファンになったのか…藤岡さんの人生経験と日本を思う心、そして武士道精神で生きることでした。
心 理学で子どもに与える両親の影響といいますが、藤岡家は家伝の流派の古武道を継承する家で、警察官の父と、茶道や華道の師範の母。アメリカ人から「サム ライがいたのか」と言われるのは納得。また、山あり谷ありの人生や世界の貧しい国、危険な国を旅して歩く精神こそ、家庭・ご両親の生き様だと思いました。
熱く語りすぎましたね。笑。
藤岡さんは「男らしい」というのが世間のイメージだと思いますが、この男らしさや女らしさとは何でしょうか!?
白百合女子大学の柏木恵子教授は、①「男性が望ましいと思う女性の特性」②「女性が望ましいと思う男性の特性」について調査しています。
①は「柔順で謙虚・美しい・可愛い・気持ちが細やか・仕事には専心的でない」。
②「頭が良い(学歴がある)・線が太い・指導力がある・背が高い・仕事に専心・自信がある」。
現実に、これらを兼ね備えた男女は少ないですね。
これは、それぞれが異性に期待する男女の像として、同様に、これらを基準に男らしいか、女らしいか評価しているのだと説明しています。
男らしさや女らしさは生まれつきのものではありません。
性別による役割の大部分は…社会によって定義され、躾によって作られます。
例えば、子どもの頃、男の子は強く逞しく、女の子は優しくあるべきと言われて育てられます。特に女の子は家事や食事の手伝いをさせられたり、服装や言葉使 いを注意されます。それが私たちの固定観念となり、いつのまにか男らしさ、女らしさのイメージを身につけているのです。
皆さんの周囲に「○○らしさ」がない人がいると思いますが、幼児期に「らしさ教育」を受けていないか、らしくなくていい生活だったのか判断できますね。
しかし、現代では男は仕事、女は家庭という概念が通用しない社会です。社会で植えつけられる「らしさ」は時代とともの変化します。ですから、先程の調査結果のような男女ではないからと落ち込まないで下さい。時代と価値観で「らしさ」は変わるものです。
私は3月で37歳!藤岡さんを「男らしい」と思う時代に生まれ育ったわけです。
現代の子どもたちは藤岡さんを見て「男らしい」と思うのでしょうか。