心理学は嘘をつかない

キッズのためのメンタルトレーニング - 第100回
掲載日:2012年10月30日

photo

今回、コラムを書き始めて100回目となり、改めて「続ける」ことの大切さと難しさを感じています。
2週間に1回のペースでコラムをアップしますが、私は提出期限前に原稿を書き出しています。その理由は「忙しいから」ではなく「1日でも多ければ、気付くことも多くなる」ことからです。
原稿を書きためすることもできますが、この熊本の地で2週間の生活・仕事を通じてして感じたこと、気付いたこと、学んだことなど、実際に起きている子育て、養育、教育の問題や課題、そしてこれらの解決策や心理学的観点からの方法をお伝えしたいからです。

私は決して賢い人間でもありません。ただ、心理学を学んでいることと学んだ時期(年齢)が良かったと思います。
コラムの内容は心理学の書物や研究結果などを参考に私の言葉(身近で解りやすい文章)で書いています。
心理学には様々なものがあります。主な心理学(私が学んだ心理学)として以下のものがあります。

■認知心理学 ■発達心理学 ■教育心理学 ■臨床心理学
■人格心理学 ■犯罪心理学 ■社会心理学 ■スポーツ心理学

心 理学は「人間とはいったい何か」を科学的に研究していくことが目的であり、目に見える行動から「心の動き」を研究する学問です。私は25歳から心理学を 学び始めました。一人の人間として人並みですが様々な経験や体験をしてきた(している)中で、心理学を学び、ある程度の自己経験があったお陰で心理学の科 学的な根拠を比べることができ、心理学の理解を深めることができたと思います。
例えば、高校生にメンタルトレーニングを行いますが、理解力のある選手は中学時代に鍛えられた経験のある選手か、家庭の教育が厳しい選手です。卒業して社 会人となり「あの時のメンタルがためになっています」とか「メンタルの大切さを感じています」という言葉もよく聞きます。

このコラムをご覧になる皆様の多くは大人の方だと思います。
「子供は大人の真似をして成長(学習)する」ことを理解してほしいと思います。
先日、あるサッカーの試合で暴言を吐く選手(チーム)がいましたが、ベンチを見ると監督が一番に暴言を吐いています。しかし、監督は選手に対して「文句を言うな!」「何様か!」などと指導しています。私の頭の中は「???」そもそもの原因は誰でしょうか?
これからも皆様のお役に立つ情報や知恵をご紹介させて頂きますので、宜しくお願い致します。


写真
松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

よければこちらのコラムもどうぞ

© NPO法人 熊本県キッズサッカー協議会
Produced by Answer International