キッズのためのメンタルトレーニング - 第12回
掲載日:2009年4月21日
皆様もご承知のことと思いますが、今年4月より熊本県宇城市にJFAアカデミー熊本宇城が開校致しました。
なんと!当アカデミーの監督として私の大学時代の監督である須藤茂光氏が就任されています。
何というご縁かとビックリしていますが、サッカーの指導者として、メンタルトレーナーとして、当アカデミーの指導・教育プログラムや須藤さんの指導(日本 サッカー協会の指導メニュー)等を学ばせて頂き、皆様にもよりよいアイディアを提供できたらと考えています。
アカデミーでは、選手(子ども)に対して、良い指導・環境を与え、長期的視野に立ち、集中的に育成する「エリート教育プログラム」を実施しています。
私は当アカデミーの営業マンでは御座いませんが(笑)、メンタルトレーナーとして興味を持っていることとして、サッカーはもちろんのこと人間的な面の教育も重視し、社会をリードしていける真の世界基準の人材と常にポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち振る舞いのできる人間形成を目的としているところです。
実際にどのような取り組みで子どもたちの心を教育し、人間形成を構築していくのか知りたいところです。
今回、アカデミー宇城のお話から始まりましたが、日本サッカー協会でも世界に通用するサッカー選手の育成と共に社会で通用する人間の育成も視野に入れ指導しています。
ただ、サッカーだけ上手くなれば良いということでなく、1人の人間として社会的・人間的な常識や秩序を身につけさせることが最重要であると言えます。
例えば、私がしっている選手で、プレーはピカイチですが自己中心的な考えで仲間との協調性がとれず結果、チームとして上手く機能していません。
これでは良い選手とは言えませんね。
このような事例は山ほどありまが、この問題の解決はグラウンドだけでは指導・教育できません。
「サッカーをするのは自分自身」という言葉からも「どんな自分」かが「どんな選手(プレー)」であるかと考えています。
自分自身をトレーニングする場は現在生きている今、すなわち日常生活です。
家庭生活・学校生活・勉強・遊び等の中で育まれるものと思います。
様々な環境で様々な経験を通じて心の幅を広げや人間力を磨き、人間形成が図れると思います。
決してサッカーだけ・勉強だけ・遊びだけという教育ではなく、バランスの取れた行動や体験をさせてほしいと思います。