しゃべる

キッズのためのメンタルトレーニング - 第51回
掲載日:2010年11月9日

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私はユース(高校)年代のサッカーを教えている1人です。
立場的に有難いことは「複数のチームに携わっている恩恵」です。
複数の恩恵とは、通常感じること(知る・学ぶ)ができない様々なことを現場レベルで直接わかることです。様々なこととはチームであり、指導者であり、選手 であり、保護者であり…多方面のことが良くわかります。恩恵を得られる要因は、複数のチームに触れている。そして「比較」できることでしょうか。

子 ども達に例えるなら、幼少期に多くのスポーツに触れさせる。簡単に言えば、色々な運動をさせる。体を動かして遊ばせることですかね。そこに運動神経や運 動能力の向上(バランス良い向上)と自分が好きなスポーツ、自分が得意なスポーツを見分ける判断材料ができると思います。「比較」ですね。

指導する立場から、1つの傾向をご紹介したいと思います。
練習を(選手を)観察していると「しゃべる人」と「しゃべらない人」が、はっきりとわかります。コーチが「声の重要性」を説明し意識させる。または、練習 中にサッカー選手として必要なスキルを習得させるために大事なことを常に言い続ける以外では、はっきりと2つにわかれます。

その2つのグループの結末は…統計的に言えば「試合に出られる」「試合に出られない」という状況です。
素晴らしいスキルを持ちながら「しゃべれない」ために試合に出ることができない選手を多く見かけます。サッカー(スポーツ)は、スキルだけでは試合にも対戦相手にも勝てません。

しゃべることには「自分を助け、仲間を助ける効果」があります。
自分の意思を要求したり、意見を交換したり、お互いの考えを確かめ合う道具です。副産物としてムードや雰囲気、活気を与えます。このような効果が表れているチームは、間違いなく個々の選手の能力やチーム力は高まります。
(実際に力がついています)

キッズ年代から「しゃべる」ことを意識されながら、子ども達との会話を楽しんでほしいと思います。
または大人が一方的にならず「しゃべらせる」ことを心掛けてほしいと思います。


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松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

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