日本人の国民性

キッズのためのメンタルトレーニング - 第68回
掲載日:2011年7月26日

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なでしこジャパンがW杯初優勝!
皆様の中にもテレビの前で観戦されたことと思いますが、男女問わずに日本サッカーが「世界一」。PK戦、4人目の熊谷選手が決めた時は「鳥肌」がたちました。私の嫁は、バレーボールの専門(指導者)ですが、涙を流して喜んでいました。
震災後、毎日暗いニュースばかりですが、今回のなでしこの頑張りで日本も更に活気付くのではないでしょうか。

今回は、なでしこジャパンの「粘り強さ」と「団結力」で掴んだといわれるW杯優勝から「日本人の国民性」をご紹介したいと思います。粘り強さの秘訣は、なでしこの裏話でも紹介されましたが、震災だったそうですね。
ミーティングの中で映像を使いながら震災について考えさせていたそうです。
確固たる内発的動機です。自分の理由ではなく他人の理由の時のやる気は物凄い力ですからね。

日本(東洋)の文化は「相互依存的(協調的)」と言われています。
「自己は他者や周りの物事と結びついて、社会の構成要因となる関係志向型」です。簡単に説明すると「自分は他人と協調し依存し合う関係を保ちたい」と考えています。
一方で欧米は「相互独立的」と言われ、自己と他者は明確に区別され、自己主張・自己表現が賞賛される文化です。
同じ人間でも住む環境が違えば心理面も変わるんですね。しかしながら、サッカーのスタイルに反映されていると思いませんか?代表例が日本人のストライカー(点取り屋)不足ですね。

また、日本人は「恥の文化」であると言われ、恥の意識が行動を制御します。
世間体や周囲のまなざしを気にする傾向が強いとか。皆さん知っていましたか!?「対人恐怖症」とは日本固有の言葉で、日本人だけが持つ心理的特徴なんですよ。英語で「TAIGIN…」と書くほどですから。
では、対人関係の中で何を気にするのでしょうか?

赤面恐怖 表情 視線 醜形 体臭

これらを気にするそうですよ。やはりベースは「世間体と周囲の人のまなざし」なんですね。
今日は雑学でしたが、こんな事でも知っていれば、子育てのみならず、自分自身にも少しは役立つと思います。
何で恥ずかしいと思うのか、なぜ人を気にするのか、その答えは日本人だから(笑)「そうだ」と思えば、深く考えることなく次に気持ちが向くはずです。
開き直り(達観法)ですね。


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松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

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