熱中症を予防しよう

キッズのための食育講座 - 第93回
掲載日:2013年8月27日

photo

みなさんこんにちは。毎日、暑い日が続きますね。
テレビでは熱中症で病院へ搬送されるというニュースが毎日流れています。
熱中症予防には水分補給、と、一般に言われていますが、熱中症にもいくつかパターンがあり、ただ水を飲めば予防できるというわけではなく、塩分等が必要な 場合もあります。そこで今はミネラルや糖分を含む飲料(スポーツ飲料など)を摂取することが勧められるようになってきました。
サッカーの練習をするときには練習前、途中、終了後などこまめに補給することが必要です。

次に、自宅の食事でも予防を心がけましょう。
おすすめなのは、味噌汁と果物です。
味噌汁には適度な塩分が含まれています。朝食、夕食ではできるだけ食べてほしいと思っています。
果物は水分だけでなく熱中症予防に役立つミネラルも含んでいます。
朝食やおやつ、捕食など、どこかで食べて熱中症予防を心がけましょう。

もしも、熱中症になったなか?という時には、わきのした、股関節のあたり、首の後ろなどを氷や氷嚢などですぐに冷やして体温を下げます。
もしも会話が成り立たないような状態になっていたらすぐに救急車を呼んで搬送します。
熱中症は死亡する場合もあり、とても危険なのです。

サッカーの練習後に、汗がどんどん出てきて気持ちが悪い、熱がでた、口の中の乾燥がひどい、こういった症状は熱中症の症状です。すぐにスポーツ飲料を飲ませ、横になり、氷などで体を冷やして体温を下げます。
体温がさがりしばらくすると元気な様子になりますが、発症後の数日間は熱中症になりやすい状態だったということを自覚し、特に注意をして過ごしてくださいね。

<熱中症予防にお勧めの果物>
スイカ、オレンジ、バナナ、キウイ


写真
中村まり(なかむら まり)
熊本県熊本市生まれ。 (有)ヘルスサポート 取締役
資格:管理栄養士 健康運動指導士
スポーツ栄養士業務の他、食育コンサルタントとして保育園・幼稚園・こども園において「食べる食育」をテーマとした食育事業を実施中。また、食育を取り入れた給食を通して子供たちの健康づくりをお手伝いしています。

現在、栄養マネージメントを行っているスポーツ団体
(株)エディオン女子陸上部

よければこちらのコラムもどうぞ

© NPO法人 熊本県キッズサッカー協議会
Produced by Answer International