キッズの栄養バランスについて

キッズのための食育講座 - 第62回
掲載日:2012年3月21日

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みなさんこんにちは。
この頃、担当している保育園の給食室立ち上げの準備が大詰めを迎え、なんとなく少しバタバタと過ごしております。昨日は保育士の先生方と食育活動の媒体を作りましたよ!その媒体には食育をしっかり取り入れました。
私のお勧めする「キッズにとって必要な食育」は大きくわけて3つあります。「食べる食育(食事を見る・食べる)」「触れる食育(収穫などの食育体験)」 「食育教育(あいさつや食べ方、落ち着いて食べるなど)」。その中でも給食室が担うのが「食べる食育」であり、栄養バランスの良い給食を提供することで す。

実は、キッズは大人とちょっと違った栄養バランスの考え方をします。キッズの場合、基本的には3色食品群といって、赤、緑、黄色のグループに食べ物を分け、それら全部を取り入れた食事を食べることが「栄養のバランスをとる」ことになります。
赤は「肉、魚、卵、大豆製品、牛乳」などのたんぱく質のもの。
緑は「野菜やきのこ、海藻」など。
黄色は「炭水化物、脂質」などエネルギーの源になるものです。
ただし、脂質は食品の中にかくれているので積極的には食べなくても大丈夫です。

3 色を食べるというのは、例えばうどんだけ、ラーメンだけ、パンと牛乳だけ、のように単品の食事ではなく、赤、緑、黄色の3つを取り入れた食事にすること です。うどんに卵とほうれん草を加えると1色から3色に増やすことができます。パンと牛乳に野菜サラダをつけると3色になります。このようにご自宅でも 「食べる食育」は簡単に実施することができます。ぜひ、「キッズの栄養バランス」をご自宅でもトライしてみてくださいね☆


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中村まり(なかむら まり)
熊本県熊本市生まれ。 (有)ヘルスサポート 取締役
資格:管理栄養士 健康運動指導士
スポーツ栄養士業務の他、食育コンサルタントとして保育園・幼稚園・こども園において「食べる食育」をテーマとした食育事業を実施中。また、食育を取り入れた給食を通して子供たちの健康づくりをお手伝いしています。

現在、栄養マネージメントを行っているスポーツ団体
(株)エディオン女子陸上部

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