感謝の気持ち

キッズのためのメンタルトレーニング - 第13回
掲載日:2009年5月12日

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GWはいかかお過ごしでしたか?
長期の方で7日間という大型連休でしたが、このコラムを見られている方のことですから…予想するにGW中、最低でも1日はグラウンドに足を運び、我が子や所属するチームの応援をされたことと思います(^^♪
暑い中、本当にお疲れ様でした。

私 もGWは毎朝、早朝から夕方までグラウンドに立ち高校生の指導やレフリーを行い、ただでさえ黒い肌(じ黒)なのに、黒さに磨きがかかりました(笑)叉、 GW前の休日は、親友が主催した小学3年生以下の大会にアシスタントとして参加しましたが、純粋にボールを追いかける姿、そして子ども以上に興奮して応援 されている保護者の方を拝見すると「指導者(大人)として、今以上にもっとしっかりしなければ!」と逆に皆様から情熱と使命感を与えてくれました。

今、時代は100年に1度といわれる不況と言われておりますが、昔に比べて生活レベルでは豊かで何不自由のない暮らしができています。
例えば「食べる」「寝る」「遊ぶ」「できる」ことが普通にできる環境です。
現代の方は、あたかもあたり前のように感じています。(私も現代人の1人ですが)しかし、常々思うのですが、豊かになればなるほど感謝という言葉を聞かなくなりました。

感謝とは「ありがたいと思う気持ちを表すこと。また、その気持ち」と辞書では説明しています。

ご飯を食べることができて、寝る家があって、遊ぶことができて、欲しいものを手に入れることができて、したいことができて…「ありがたい」と感じることは時代や生活、環境が変わっても同然だと思いませんか?
それが、今では「ありがたい」どころか、不平不満・文句・義務・責任と考える方が多くなったと思います。

私は今回のGWで感謝することの大切さを子ども・保護者、そしてサッカーから再確認させて頂きました。
大人は子どもの純粋で一生懸命な姿から、子どもは思う存分サッカーができる(試合ができる)環境を親や大人やボランティアの方から与えられていることか ら、指導者は休日も関わらず子どもやチームのサポートをして頂いている親の献身さから、子どもや親は、家族や自分の時間を使い熱心に指導している指導者か ら…
言葉にすればきりがないのですが、大人・子ども・親・指導者それぞれの立場から「ありがたい」と心から思わせて頂けるGWでした。
まさしく感謝を感じることが出来ました。

皆様も同然ではなく、「ありがたい」と感謝してみてはいかかでしょうか?
親や大人が感謝の心を持てば、必然的に子ども達も感謝の心を持つと思います。


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松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

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