自分の意志で行動させる

キッズのためのメンタルトレーニング - 第132回
掲載日:2014年1月21日

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皆さんは、自分の子どもに何を求めていますか!?
求めているものは、年齢や性別などによって異なると思いますので、将来どんな大人になってほしいから考えた方が良いかもしれませんね。

というのも、園児に求めることに対する保護者へのアンケートでは「協調性」がダントツで、ルール・規則を守ることに関する項目が多いのに対して、企業が求める人材像は「責任感・個性・コミュニケーション能力・行動力」と主体性や自主性が求められています。
社会で生きる私たちに双方の回答は必要不可欠なスキルと思いますが、双方を同時に獲得するのは簡単なことではありませんし、そんなに都合良く身に付くことはできません。
幼児期から協調性ばかりを重んじてしまえば、周囲の意見や評価、また規則を気にして(考えて)しまい、主体性や自主性を育むことを困難にしてしまう恐れがあります。
主体性や自主性とは「自分の意志・判断で行動しようとする態度」を意味しています。

では、どうすれば双方を身につけることができるか!?
それは、主体性や自主性から身につけさせることであり、そのための方法は、親(大人)が答えや抜け道を与えないこと、手を差し伸べないことだと思います。
子どもが自ら考えた言動の結果を子ども自身に直面させることができれば、次からの言動に変化があるはずです。
また本人が気付いていない場合(変化がない時)は、そこで初めて子どもに答えを教えればいいのです。

しかし、今の子ども達を見ていると、「どうしたらいいの!?」「解らない!」「できない!」と主体性や自主性どころか、やる前から答えを知ろう(楽をしよう)とします。
また親は、「こうしないさい!」「こうしたらいいのよ!」と事前に手助け、やる前から完成(達成)を準備しています。
これでは主体性や自主性は身に付くはずはありません。

そして親がよく使う言葉で「何度言ったら解るの!」と言いますが、これこそ主体性や主体性なく行動してしまった結末だと思います。
なぜなら本人に気付きがないまま答えを教えてしまったからです。
何度言っても、それがいけないこと、しなければならないことが理解できていないのですから。

生じた結果や成功・失敗体験から、人(周囲)や組織(集団活動)で必要となる協調性に必要なことを教えれば、協調性が養われるでしょう。
私個人の意見ですが、この事は非常に大事なことだと思いますので、コラムを読まれている方は、ぜひ実践してみて下さい。


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松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

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