先を見据え、背中を押す

キッズのためのメンタルトレーニング - 第137回
掲載日:2014年4月1日

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皆さん、いよいよ本日から消費税が8%に増税されますね。それに伴い、日本中では消費税増税前の駆け込み需要が見られますが、皆様も生活必需品など の買いだめをされましたか?1,000円なら30円高くなりますが、増税されなければ「30円」を真剣に考えて、今回の駆け込み需要のように量販店に足を 運んだでしょうか?

人は自分の身に何か起ころうとすると動きだしますね。しかし、何か起ころうとしてから、または何か起こってからでは遅いと思います。
目標設定では「予想される障害」を事前に書き出し、障害の解決策を前もって考えて、日頃から備えて(準備・予測)行動します。そうすることで目標(夢)を達成する可能性を高め、挫折・断念・諦める可能性を低くします。

今日からの消費税増税は、これからの日本の年金・医療や介護の社会保障・少子化に対処するための施策のために3%増税となることを理解されていたでしょうか?これこそ、これからの日本の未来への予想される障害に対する解決策ではないでしょうか?

真面目な話になりましたが、子ども達の将来にも同じことが言えると思います。
保護者や指導者の皆様が、今の子ども・息子・娘を見て「将来、どのような人間(社会人)となり、どのような生活や人間関係を築いていくのか」と考えた時に「?」と思うことがあれば、今から取り組むべきだと思います。いつやるの!?「今でしょ!」です。笑!
また、最近思うことは、親が我が子に同調・共感するのはなく、もう一押しと背中を押して欲しいと思います。
我慢・忍耐など、自分に不都合なこと、嫌いで嫌なことに対して逃げ出す(放り出す・諦める)癖をつけるのではなく、面と向かい何とかして打破する、やり遂げる習慣をつけるためにも背中を押して下さい。

質問しても「分かりません」というのは簡単ですが、分からない=考えていない証拠。
分からない・できないで終わらせるのではなく、分かろう、しようとすることが、技術や知識よりも先に重要なことだと思います。


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松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

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