キッズのためのメンタルトレーニング - 第27回
掲載日:2009年12月1日
無邪気な子ども達を見かけると「喜び」と共に「羨ましさ」を感じるのは私だけでしょうか?年を重ね大人になればなるほど、無邪気な心を忘れている(無くなっている)ように感じます。
国語辞典では「素直で悪気がないこと。いつわりや作為がないこと」と無邪気について説明していますが、簡単に言えば邪気(人に害を与えようとする)が無いということです。
確かに子どもは人に害を与えようという動機で行動していないように思います。
現在では、子どもから大人に対する様々な教育理論や指導方針など情報量が多く存在し、又、手法や答えなどが氾濫し、逆に何が正しいのか!?何からしたらいいのか!?と悩み考えておられると思います。
そこで今回は、私たち人間の基本的な社会的行動の規則について、今から約4000年前からすでに語られていた人類の知恵の中からご紹介したいと思います。
この基本的な社会的行動の規則の内容は、きっと子育てだけでなく、人生の中でお役立ちできるものです。
社会的行動に関する規則
1)非暴力 他人を憎んだり傷つけたりしないこと。また、そうした思いを持たないこと
2)正直 いつわりなく真実を語ること。言葉と行動を一致させ誠実であること
3)不盗 盗みをしないこと。また、そうした思いを持たないこと(盗みとは、他人の物だけでなく、他人の時間・喜び・心)
4)不貧 ものに執着しない
以上、私たち人間が社会において守らなければならない規則(ルール)です。
この教えは、個々のメンタルや行動(行為)に大きく影響するものです。
考えてみて下さい。1~4の規則を破った人は、必ず何等かの罪を犯し罰せられています。
私の推測ですが、罪を犯した人たちは幼児期に、このような教えを学ばなかったか、学ぶ機会がなかったと思います。
または、大人になる過程の中で、この教えとは逆のことをする人たちに触れていたかです。(※思考や行動は遺伝子と環境と経験により構築されることから)また、私が知る限り、しっかりとした子どもは、しっかりと規則を学んでいます。
まずは、私たち大人から見直して見ませんか?
子どもが!子どもを!と言う前に、政府の事業仕分けのように自分の思考習慣や行動習慣から!