トップクラスの選手が雑用

キッズのためのメンタルトレーニング - 第45回
掲載日:2010年8月17日

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夏休みも半月となりましたが、子ども達は学校の宿題に追われる時期ではないでしょうか?保護者の皆様、間に合わないからと「手を差し伸べる」ことだけはご注意下さい。「宿題を親がしている家庭がある」と学校の先生から良く耳にします (笑)

私たち大人でも同じ経験をしていますが「失敗体験」がなければ学ぶことはできません。また、学ぶことができなければ、人間関係や社会の中で生き抜く力(対 応力)を身につけることはできません。たかが夏休みの宿題ですが、子ども達の今後に役立つものです。

先日、南アフリカワールドカップで解説をされていた山本昌邦さんのミニ講演があり、昌邦さんが感じた「世界と日本の差」または「世界基準」について約1時間30分でしたが、詳しくお話をして頂きました。
(※昌邦さんは2002年日韓W杯コーチとアテネ五輪の監督)

戦術や作戦などサッカーの詳しい話は割愛させて頂きますが、日本人に足りない。または、出来てない(していない)ことについて興味深い話がありました。

昌 邦さんが解説する試合のチーム練習を視察にいかれていたそうですが、上位に進出するチーム(選手たち)は、自分たちで練習の準備や片付けを行うそうで す。特に感心したのがオランダで、ゴールの移動からビブスの準備など自分たちでできることは率先して選手たちが行っていたようです。大人で世界でもトップ クラスの選手が…!

昌邦さんは「育成の年代に大きな差がるようです」と言われていました。つまり、子どもの頃から「自分たちのことは自分たちで行う」ことを教育されており、指導者や大人(親)は「簡単には手を貸さない(差し伸べない)」のです。
世界のサッカーは、子どもだからと関係なくクラブは容赦なく1年契約。日本のようなエスカレーター式ではありません。

「タフさ」が身につく環境だと思いませんか!?
メンタルトレーナーとして、またコーチとして選手のハートにとって素晴らしい環境だと思います。


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松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

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