言うより見せるが易し

キッズのためのメンタルトレーニング - 第50回
掲載日:2010年10月26日

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この季節を「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」といいますが、秋という時期は過ごしやすい季節ということなのでしょうか。確かに私は夏に比べ体重が増加しています(笑)

先日、熊本市の北西部にある玉名市の某小学校に講演に伺いました。
土曜日の授業参観後の講演とあって全校生徒と保護者、先生に地域の方と多くの方が参加されていました。

演題は「今を生きる。今日は明日と夢の第一歩」でした。
今日この日を前向き積極的に生活するためにも自分が話す(語る)言葉と行動、そして周囲の言葉と行動がもたらす影響力について約1時間話しましたが、課題と思われたことが逆効果となり、子ども達の反応にビックリ!

それは何かと言えば、1年生から6年生まで児童に対して「どの学年に焦点をあてて話すか」また「いかに1時間飽きないように話を進めるか」と講演依頼があった時から課題として考えていました。
私の解決方法は「画像」と「子どもの関心事」をふんだんに取り入れることでした。
そして当日…悩んでいた課題は一瞬にして素晴らしい雰囲気へと変わりました。
画像がこんなにも子ども達の心を引きつけるとは、逆に収拾を抑えるのに苦労しました(笑)

キッズ年代は幼児期~児童期になります。今回の講演で学んだことは「言葉で説明」するよりも「見せて説明する」ことです。(「させて説明する」も含まれま す)幼児期から児童期は言葉の意味を大人ほど理解できません。なぜなら「経験」がないからです。
子どもに解らせたいとか、してほしいと思うならば、見せることです。効果は予想以上ですよ。

友人の奥さんの話でも「2歳の娘が空になったティシュの箱を足で踏むんだけど、私と同じことをしているのよ。教えてもないのに」と娘の行動に唖然とすることがあるといいます。「子は親の鏡」ですね。


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松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

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