言葉遣い

キッズのためのメンタルトレーニング - 第122回
掲載日:2013年9月3日

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前回、暑さが厳しい夏ですねと言っておりましたが…今度は「大雨」。猛暑日や最高気温が観測史上初を記録しましたが、次は降雨量が観測史上初を記 録…「極 端な高温や大雨、少雨を総合すると、(30年に1度の)異常気象だったと言わざるを得ない」と、気象庁が発表していました。
異常気象になるには異常気象になる原因があると思います。異常気象の原因を調べると「太陽活動の影響」「温室効果ガスによる温暖化」「海水温の変化・海面 上昇」でした。特に温室効果ガスによる温暖は、自然的なものなのか人為的なものなのかと言えば、人為的に生じているとする確率が90%と言われています。 異常気象があたり前になる前に、私たちは地球環境について真剣に考え、積極的に取り組むことが必要な時ではないかと思いました。
心理学でも環境を作るのは「属している集団1人1人の考え方である」と言われるように、1人1人の考え方次第で地球環境は良くも悪くも。自分の住む家になると綺麗するように、私たちが生活する地球も自分の家と思って綺麗にしないといけませんね。

地球環境についてのコラムのようになってしまいましたね。笑!これからは「綺麗」つながりで話を続けます。
毎年のことですが夏休みはサッカー教室やイベントが多く、スポーツをしていない子どもとも触れ合うことも多々あります。子ども達は本当に元気!活発的!そ して無邪気です。無邪気とは「素直で悪気がないこと。偽りや作為がないこと」という意味で、まさに思ったままの言動です。大人からすれば、子ども達を見て いて羨ましいと思う時もありますよね。

しかし、一方で子ども達の言葉遣いが「きたない」ことが気になってしかたありません。
大人(親)に対して「タメ口」だったり、不適切な言葉など、私とあなたは昔からの友達なの?と思うほどの会話です。
子どもの時期限定で使っている言葉なら許せますが、このまま大人になっても使うとなると…仕事(生活)ができる社会人になれるのだろうかと不安です。

なぜ、言葉遣いが悪くなっているのでしょうか?
ある児童養護施設で指導員をされている方は「幼いころは、親との関係が世界の中心で、多くの言葉を親の会話から学んでいくので、”敬語の使い分けも親次第。日頃から親が使っているかどうかによります”」と述べています。
親を見て、丁寧な言い方や相手を尊重した言葉遣いを、次第に身につけていきます。やはり教育(養育)の1つの方法としてモデリングは効果がありますね。

また、テレビ、漫画などの影響もあります。
これは私達にはどうすることもできませんが、相手を傷付けるる言葉、相手に失礼な言葉がいけないことを、きちんと説明することが大事ですね。
いずれにせよ私たち大人全員が「言葉遣い」に気をつけて、子どもの汚い言葉・不適切な言葉を発した時に、感情的にならずに説明(教える)することを心がけましょう。


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松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

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