集中力の高め方

キッズのためのメンタルトレーニング - 第130回
掲載日:2013年12月24日

photo

いつからでしょう。こんなに日本中がフィギアスケートに注目するようになったのは?(私が一番にそうなっているのですが。笑!)。
先週末、ソチ冬季五輪代表の最終選考となったフィギアスケート全日本選手権が行われ、男子は羽生結弦選手の大会連覇、女子は鈴木明子選手の初優勝。
しかし誰が優勝するかより、誰が五輪代表者に選ばれるのかと「選考」が気になりませんでしたか。
特に五輪代表候補者の演技に釘付けになったのではないでしょうか。

皆さんは「どのような思い」で演技に注目していますか?
私の場合は「ミスしないように、ミスをカバーしよう!」と思いながら見ています…もし私がフィギアスケーターなら、この思考では永遠に表彰台に立つことはできないと思います。
「ミスに集中している」から…。
皆さんも日頃、マイナスなことに(自分が期待していない出来事に)目を向けて生活していないか振り返って見て下さい。

さて、今回も前回に続き「集中力!」。
子どもを1つのことに集中させるのは至難の業だと思います。
特に苦手なことや嫌いなことは、飽きるのが早く、そのことに取り組もうともしませんよね。
「好き・関心・興味」と「体力」がキーワードとお話していました。
具体的には、子どもの注意を一点に集めさせればいいわけです。
また一点に集中していないと損をする経験をさせることだと思います。

  • 好きになるようにアプローチする。「面白い・楽しい体験をさせる」
  • 達成感を味わう。「できた体験。難易度を徐々に上げていく」
  • 付き添う。「一緒に取り組む」
  • 会話に付き合う。子どもの自発的な発言・質問(何で!?等)を大切に
  • 質問する。「何を考えているの」と質問する。考えている方向を修正させる
  • ルールを決める。子どもに決めさせる。
  • 罰を与える。決めたことを破った時、心理的にマイナスな体験をさせる
  • 時間を設定する。時間時間を長くしていく

以上が、子どもに集中させる簡単なアプローチです。
私は、上記の項目を作成していて感じたことは「祖父母との生活」でした。
昔の育児教育に現代っ子への心理的アプローチの鍵(答え)があるかもしれまんね。


写真
松山 周平(まつやま しゅうへい)
1976年3月21日、宮崎生まれ。
ロアッソ熊本 アカデミー部長
スポーツメンタルトレーナーとして熊本を中心に九州の中学・高校の部活動から大学、クラブの様々なスポーツ競技、種目のチーム及び選手達の心理面の強化・サポートを行う。

よければこちらのコラムもどうぞ

© NPO法人 熊本県キッズサッカー協議会
Produced by Answer International