緑黄野菜を食べてみよう

キッズのための食育講座 - 第114回
掲載日:2014年7月29日

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みなさんこんにちは。毎日暑い日が続きますね。
キッズのみんな、保護者のみなさまも夏バテしていませんか?

さて、先日はスポーツ栄養学会に参加してきました。
たくさんの発表があり、その中にサッカー選手の食事調査の研究がありました。
さて、強い選手はどんな食べ物に気を付けて食事をしているのでしょうか?けがを予防し、調子を上げて、試合の時にパフォーマンス高くプレーするために、毎日の食事でいったい何を心がけていると思いますか?

以外なことに、米飯や麺、パンなどの炭水化物、肉や魚などのタンパク質、牛乳やヨーグルトなどの乳製品には差がなかったんですよ。
サッカーの指導者のみなさまは、栄養に熱心なので選手達は自分に必要な食べ物を既にわかっているんだと思い、すごいことだと感心しました。

では、何に違いがあったのでしょうか?
なんと、強い選手がしっかり食べていたものは次の3つでした。

①    緑黄色野菜
②    種実類
③    果物

どうですか?この3つ、キッズのみんなは毎日食べることができていましたでしょうか?

さて、緑黄色野菜の中で、特にビタミンB群が多くてアクが少ないおすすめ野菜は小松菜です。
サッカーに限らず、スポーツ選手はがんばって食べている野菜です。
ただ、ちょっと緑色の味がしますよね^^;。

実はキッズの時から緑色の葉っぱの味に慣れておくことが、将来の役に立つんですよ!
小さいころに食べておくと、大人になったら食べやすいんです。
鰹節や、ツナ、マヨネーズなどキッズたちの好きな味で食べやすく工夫してあげるといいですね。
味噌汁やポテトサラダに入れてみたりするとがんばって食べてくれますよ。
ぜひ強い選手になるために食べてみましょう(^^)

種実類は、ごまやナッツ、アーモンドなど。
ビタミンEが豊富で強い体を作ります。果物にはビタミンCがあり、免疫を高めて貧血を予防します。
また、果物のフレーバーには未知の力が潜んでいると言われて研究されていますのでサッカー選手にはかかせませんね。

キッズのみんな、いろんな食べ物にチャレンジしてみましょう!


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中村まり(なかむら まり)
熊本県熊本市生まれ。 (有)ヘルスサポート 取締役
資格:管理栄養士 健康運動指導士
スポーツ栄養士業務の他、食育コンサルタントとして保育園・幼稚園・こども園において「食べる食育」をテーマとした食育事業を実施中。また、食育を取り入れた給食を通して子供たちの健康づくりをお手伝いしています。

現在、栄養マネージメントを行っているスポーツ団体
(株)エディオン女子陸上部

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