キッズのための食育講座 - 第9回
掲載日:2010年1月5日
あけましておめでとうございます。
今年もキッズのみんな、保護者のみなさまにとりまして充実した1年となりますようお祈り申し上げます。
春の七草をご存知ですか?
“せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ”ですね。
では、すずなは“ぺんぺん草”、すずなは“蕪”、すずしろは“大根”のことだということをご存知でしょうか?
はずかしながら、私は栄養士になってから“すずしろって大根なんだ!”ということを知りました。
今は全部を言えますが(笑)
さて、1月7日にはなぜこれらの入っている“七草粥”を食べるのでしょう。
いろいろな説がございますが、昔のお正月に食べるお節料理はご馳走で、栄養も豊富。
そこで食べ過ぎた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという意味から行事食となったようです。
また、邪気を払い万病を除く占いとして食べる習慣がついたともされています。
江戸時代頃には武家や庶民にも定着し、幕府では公式行事として食べていたともされています。
日本の伝統食ともいえる“七草粥”。
七草を刻み、塩を加えただけのシンプルな“七草粥”は、胃腸も心も温まるメニューですよね。
キッズ達の邪気払い・万病除きとして、ぜひご家庭でもチャレンジしてみてくださいね!
ちなみに、“秋の七草”もございます。
またの機会にご紹介したいと思います。
【組み合わせメニュー】
ほうれん草の白和え、ゴマ豆腐